みじかいのひとーつ

パンがたくさんあるので毎日パン食ですがまだ3日くらつづけないと
てか消費期限大丈夫なのか…考えないでおこう

明日はラストの平日休みだから外出ようかな
閉じこもりっきりはおしりに悪い←座りっぱなしだから…


続きは柳の短編甘々夢

[配布元：rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]<br>





「そろそろ、機嫌を直してくれないか」

背後からの困ったような呆れたような蓮二の声に、私はつんとそっぽを向く。呆れ声とは何事なの。私はまだ怒ってるんです！そういう態度を示して、顔を合わせてやらない。
蓮二と喧嘩をした。それは喧嘩なんて呼べるようなものじゃないし、原因だって些細なことで、そのささやかさには私も蓮二も気づいているけど、でも、だって、今回悪いのは蓮二だもん。…そう思うのがすでに、ただの意地になってることもわかっているけど。実際、私はもうほとんど怒ってなんかない。意地張っちゃったから張り通してるだけ。

あとは、困ってる蓮二が珍しいからって、だけ。

でも、そろそろツンツンするのもつまらなくなってきたし、仲直り、しようかな。もちろん蓮二が折れる方向で。喧嘩や言い合いをしたとき、周りからは蓮二が先に折れるのだろうと思われることが多いけど(対応が大人っぽいから、だと思う)、実際はそんなこともない。自分に非がないことでは当然だけど絶対折れないし、自分に非があるときでも隙さえあれば理詰めで攻撃してきて非を認めないなんて子供っぽいところだってある。今回は珍しく、屁理屈が通じない程度に明らかに、非は蓮二に傾いているものだから、いつもスマートで崩れない声色が少し揺れているのだ。
さてさて、でも単純に許すのは面白くない。そう思って少し考えて。

「…じゃあ、機嫌とってください」

背中合わせになっている蓮二の、私より高い位置にある肩に額を寄せて、言いながら蓮二の顔を見やる。いつもの如く閉じられた瞼と結んだ唇、僅かにハの字を作る眉が見れた。なんだかそれだけでちょっと機嫌も上向いたけど、それを押し隠して蓮二の反応を待つ。

「……いいだろう」

す、と、それこそ非常に珍しいことに、蓮二の瞼が上がって、いつも隠れている瞳が、私を見た。
あ、きれいだ、やっぱり。
そんなことをぼうっと思っているうちに、その瞳は近づいてきて。

「―ん、」

額、こめかみ、瞼、鼻頭、頬、それで、唇。
私はもったいなくてほんとは目は閉じていたくなかったけど、それよりもずっと恥ずかしさが勝って、いや、それ以上に、雰囲気に流されて、ただじっと、注がれるくちびるを受け止めた。
何よ、蓮二ったら、私がもう怒ってないこと、気づいてるんじゃないの。
じゃなきゃ蓮二は私にキスしたりしない。キスは一方的にするものじゃないって、蓮二の信条だから。だけどそれが悔しいから(だって例えそうだとしても見透かされてるみたいで悔しい)、唇から離れようとした蓮二を追って、今度は私からキスをした。
もうなんで言い合い？喧嘩？してたのか忘れちゃったけど、まあいいんじゃない、だってそんなことより今がずっとずっと甘くて幸せだから。

「名保」

キスの合間に呼んでくれた蓮二の、いつの間にか位置を変えていた身体に飛び込んで、私も名前を呼ぶ。

「蓮二、大好き」








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うわあああ久々にこんな甘々！
名前変換を最後にねじ込んだのがバレバレですね！
でも、だって、ねえ？←