傾向
管理人の嗜好の傾向。
[CP]
・主人公は基本右。
・リバは基本的にナシ。
・公式イケメンは基本左。
・受けキャラ至上主義。
・受けキャラがいればあとはなんでもいい。
・かっこいくてもかわいい。
・かわいくてもかっこいい。
・お兄ちゃん/ギャップ萌え属性
・女の子/NLCPもすき。
-----------------------------------
・テニス(幸村くん中心)
仁幸(仁)、282、白幸、柳幸
跡幸など幸村右と、リョマ右も
・イナイレ(円堂さん右)
ブレイク、海外、バンガゼ
円春・ウル円
・FF7(クラウド右)
セフィクラ至上
・ハルヒ(キョン右)
古キョン、会キョン
キョン長
[dream]
・男主and女主
・恋愛≦仲間・友情
-----------------------------------
(ただ今の萌え)
・片倉小十郎(BSR)
伊達正宗(BSR)
松永久秀(BSR)
・幸村精市(TNS)
白石蔵ノ介(TNS)
・クロロ(H×H)
なんか趣味がばれる…
夢は読むのと書くのではジャンルに差異あり
[CP]
・主人公は基本右。
・リバは基本的にナシ。
・公式イケメンは基本左。
・受けキャラ至上主義。
・受けキャラがいればあとはなんでもいい。
・かっこいくてもかわいい。
・かわいくてもかっこいい。
・お兄ちゃん/ギャップ萌え属性
・女の子/NLCPもすき。
-----------------------------------
・テニス(幸村くん中心)
仁幸(仁)、282、白幸、柳幸
跡幸など幸村右と、リョマ右も
・イナイレ(円堂さん右)
ブレイク、海外、バンガゼ
円春・ウル円
・FF7(クラウド右)
セフィクラ至上
・ハルヒ(キョン右)
古キョン、会キョン
キョン長
[dream]
・男主and女主
・恋愛≦仲間・友情
-----------------------------------
(ただ今の萌え)
・片倉小十郎(BSR)
伊達正宗(BSR)
松永久秀(BSR)
・幸村精市(TNS)
白石蔵ノ介(TNS)
・クロロ(H×H)
なんか趣味がばれる…
夢は読むのと書くのではジャンルに差異あり
dream menu
[Dream Menu]
メモ段階のようなものなので、いずれも名前変換に未対応。
一定以上溜まったらなんとかするかと…今は未定。
←↑古 新↓→
※BASARA作品について※
1、2英雄外伝、3宴のみプレイ済
他はプレイ予定ありません。3キャラは出る場合が無きにしも非ず、ですが3のストーリーに関することは無視する可能性高いです。武将について――特に伊達家については様々捏造しておりますので、史実が好き、捏造嫌いな方は読まずにお帰り下さい。
ちなみにアニメも映画も未視聴。基本的に英雄外伝のみで稼働してます。
※テニス作品について※
資料は20.5/40.5巻のみ、知識穴だらけです。
妄想や捏造、原作との相違をスルーできない方は閲覧をお控えください。
各話タイトルオンマウスで説明有
■男主人公
・戦国BASARA
「双竜と鳳雛」
[成長編] 01/02/03/04/05/…
[幼少編] 01/02/03/04(sss)/…
[番外編・梟と鳳雛] 01/…
・Hunter×Hunter
「愛本家と蜘蛛」
01/02/03/…
・One Piece
「夕暮」
01/…
・Whithle!
「青風」
01/…
・Lucky Dog 1
「黒猫ちゃん」
01/02/…
■女主人公
・戦国BASARA
「お嫁様」
「愛姫」
01/…
「家族シリーズ」
さみしがりな君へ5のお題(幼少期)
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
夜露に濡れた仔猫(元就)
怖がらないで、甘えてごらん(佐助)
放っておけない(政宗)
躊躇いは捨てろ(小十郎)
いつでも近くにいるよ(幸村)
・The Prince of Tennis
「青い道」
01/1.5/02/03/04/4.5/05/5.5/06/
6.5/07/08/09/10/…
「立海大家族!」
設定とsss/病気の話/…
「学校の怪談」
01/…
「チェリー」
01/…
「彼と彼と彼女の話」
01/02/…
「たまごの中の愛の色(仮題)」
01/02/03/04/05/06/6.5/07/…
■短編(男女混合/オンマウスで説明)
・戦国BASARA
戦国時代10題
[配布元:沈黙夜宮(ttp://karis.obihimo.com/c/)]
血生臭い夕焼けの戦場を駆けて行く
可憐なる姫よ、戦に出でよ
我が屍の先に天下があるのならば、越えて行け
華の武将に影の忍
・The Prince of Tennis
たったひとつのその椅子に、
[選択課題・恋する台詞]
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
「そろそろ、機嫌を直してくれないか」
[オムニバス形式短編集]
もういい加減
その他メモ記事
Title/お嫁様メモ/夢設定/双竜ネタメモ/OPメモ
メモ段階のようなものなので、いずれも名前変換に未対応。
一定以上溜まったらなんとかするかと…今は未定。
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※BASARA作品について※
1、2英雄外伝、3宴のみプレイ済
他はプレイ予定ありません。3キャラは出る場合が無きにしも非ず、ですが3のストーリーに関することは無視する可能性高いです。武将について――特に伊達家については様々捏造しておりますので、史実が好き、捏造嫌いな方は読まずにお帰り下さい。
ちなみにアニメも映画も未視聴。基本的に英雄外伝のみで稼働してます。
※テニス作品について※
資料は20.5/40.5巻のみ、知識穴だらけです。
妄想や捏造、原作との相違をスルーできない方は閲覧をお控えください。
各話タイトルオンマウスで説明有
■男主人公
・戦国BASARA
「双竜と鳳雛」
[成長編] 01/02/03/04/05/…
[幼少編] 01/02/03/04(sss)/…
[番外編・梟と鳳雛] 01/…
・Hunter×Hunter
「愛本家と蜘蛛」
01/02/03/…
・One Piece
「夕暮」
01/…
・Whithle!
「青風」
01/…
・Lucky Dog 1
「黒猫ちゃん」
01/02/…
■女主人公
・戦国BASARA
「お嫁様」
「愛姫」
01/…
「家族シリーズ」
さみしがりな君へ5のお題(幼少期)
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
夜露に濡れた仔猫(元就)
怖がらないで、甘えてごらん(佐助)
放っておけない(政宗)
躊躇いは捨てろ(小十郎)
いつでも近くにいるよ(幸村)
・The Prince of Tennis
「青い道」
01/1.5/02/03/04/4.5/05/5.5/06/
6.5/07/08/09/10/…
「立海大家族!」
設定とsss/病気の話/…
「学校の怪談」
01/…
「チェリー」
01/…
「彼と彼と彼女の話」
01/02/…
「たまごの中の愛の色(仮題)」
01/02/03/04/05/06/6.5/07/…
■短編(男女混合/オンマウスで説明)
・戦国BASARA
戦国時代10題
[配布元:沈黙夜宮(ttp://karis.obihimo.com/c/)]
血生臭い夕焼けの戦場を駆けて行く
可憐なる姫よ、戦に出でよ
我が屍の先に天下があるのならば、越えて行け
華の武将に影の忍
・The Prince of Tennis
たったひとつのその椅子に、
[選択課題・恋する台詞]
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
「そろそろ、機嫌を直してくれないか」
[オムニバス形式短編集]
もういい加減
その他メモ記事
Title/お嫁様メモ/夢設定/双竜ネタメモ/OPメモ
CP story
[CP story Menu]
CP要素のあるSSはこちら。
基本的に男×男のCPしかありません。
←↑古 新↓→
※テニス作品について※
資料が20.5/40.5巻のみなので、原作と相違する点が多々あるかと思いますが、それをご了承いただける方のみご覧ください。
捏造や妄想が苦手な方には全く向いておりません。
タイトルオンマウスで簡単に説明
■The Prince of Tennis
・幸村くんと仁王(仁幸仁)
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
即物的恋愛十題
「珍獣の飼い方10の基本」
まずはかわいがってきにいってもらいましょう
とてもきちょうで、めったにてにはいりません
かわったものにきょうみをもちます
だっそうにきをつけましょう
さびしがらせてはいけません
かまいすぎるのはあまりよくありません
おこらせるとおもわぬはんげきをうけます
かいぬしのへんかにびんかんです
きほんてきにマイペースです
ていきてきにけづくろいをしてあげましょう
・幸村くんとみんな
「果てなき世界と果てなき僕ら」
支部連絡会編
01/02/03/…
[短編]
・幸村くんと仁王(仁幸二)
[title by Discolo(ttp://discolo.tuzikaze.com/)]
この手には微かでも確かな温もり
・他幸村くん受けとか
[選択課題・恋する台詞]
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
「僕がいなきゃ駄目だって、気にさせるんですよ」
■涼宮ハルヒ[凍結]
・古キョン
スレてる3年前古泉と現代キョンくん 01/02…
エイプリルフール
さくらんぼのへた
りんご飴 01/02/03…
安眠と羊?
父と子 01/02…
きょうだい
プレゼント
他お蔵入り1
CP要素のあるSSはこちら。
基本的に男×男のCPしかありません。
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※テニス作品について※
資料が20.5/40.5巻のみなので、原作と相違する点が多々あるかと思いますが、それをご了承いただける方のみご覧ください。
捏造や妄想が苦手な方には全く向いておりません。
タイトルオンマウスで簡単に説明
■The Prince of Tennis
・幸村くんと仁王(仁幸仁)
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
即物的恋愛十題
「珍獣の飼い方10の基本」
まずはかわいがってきにいってもらいましょう
とてもきちょうで、めったにてにはいりません
かわったものにきょうみをもちます
だっそうにきをつけましょう
さびしがらせてはいけません
かまいすぎるのはあまりよくありません
おこらせるとおもわぬはんげきをうけます
かいぬしのへんかにびんかんです
きほんてきにマイペースです
ていきてきにけづくろいをしてあげましょう
・幸村くんとみんな
「果てなき世界と果てなき僕ら」
支部連絡会編
01/02/03/…
[短編]
・幸村くんと仁王(仁幸二)
[title by Discolo(ttp://discolo.tuzikaze.com/)]
この手には微かでも確かな温もり
・他幸村くん受けとか
[選択課題・恋する台詞]
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
「僕がいなきゃ駄目だって、気にさせるんですよ」
■涼宮ハルヒ[凍結]
・古キョン
スレてる3年前古泉と現代キョンくん 01/02…
エイプリルフール
さくらんぼのへた
りんご飴 01/02/03…
安眠と羊?
父と子 01/02…
きょうだい
プレゼント
他お蔵入り1
女性向けブログサイトです。(詳細はABOUTにて)
2012/04/08 (Sun)
平日が一番神経擦り減るのでいやです
というか早く合否決まってくれないとあたしも楽になれない
AB!のDVD、見たいとこだけ一気見してました今日
そんで泣きました←
岩沢さんとひさ子が好きなんでいつか、一回は描いておきたい
ガルデモは岩沢さんが好きですやっぱり
ユイはガルデモってよりは戦線メンバーってイメージかな
で、いい曲すぎたので衝動買いで岩沢さんのLASTSONG密林で買いました
今の楽しみはそこにしかありませんわくわく
夢読むんですけど、佐助はほんま、読めん…なあ…怖いっちゅーか
わたし好き嫌い激しいので合った夢見つけるのにめちゃ時間かかる
でも自分で書くとなるとなんか、ダメな方向に向かったりするんだよなあほんとどうしてくれる…
サイトはーとりあえず、今書いてるのを、最低でも1話ずつ追加更新してから表に出そうとか思います
だって停滞ぷりぱない
ええと、仁幸の珍獣続き
ようやくらぶっぽくなってきました
【珍獣の飼い方】 by. [r e w r i t e(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
5.さびしがらせてはいけません
(てきどなふれあいがひつようです)
窓から見える空は、白々しく輝いていて、一層室内の薄暗さを強調しているようだった。
なんでこんなところにいるんだろう、俺は。
言っても栓の無いことだと、自分自身わかっていることだったけど、それでも言わずにはいられない。言わないと、胸の内が、どろどろと醜くて汚いものにどんどん侵食されていくような気がして、まるでそれが、体そのものまで食いつぶしていくようで、気分が悪い。
時計を見れば午後の5時。もう2時間もすれば、見慣れた顔ぶれが訪れてくれるのだろう。全員か、そうでないかはわからないけど。とりあえず蓮二は聡いから、いつも通りの精神状態に戻しておかないと。手も、違和感を感じさせない程度には動かしておかないと。
自分の手ではないくらいにぎこちない動きをする指先を見つめて、ため息を吐く。テニスをするのに大切な大切な腕だけど、時折無性に痛めつけたくなる。そんなことをしても公開するのは自分だし、そもそも本当に後悔しかしないだろうことはわかっているからしないけど、胸を焼くような焦燥にじっとしているのも、俺にとってはやっぱり苦痛だった。
とにかく、今は少し眠ろう。いい夢は見られないだろうけど、少し休めば手の動きも回復するのは、ここで過ごした日々から学んでいることだ。点滴の管を調整して、横になる。目に映る白い天井に、心に穴を開けられていくようで、すぐに目を閉じた。同じ白でも、あいつの髪の色を見ている方がずっと落ち着くな、なんて思いながら。
ふいに、意識が浮上した。窓から差し込むのはオレンジ色の光で、蛍光灯を点けていない室内をその色で染め上げている。夕方。ならばそんなに寝ていないな、とふわふわする意識の中で考えて、ふと、左手が暖かいのを感じた。何だ、と視線を向けるより早く、白い掌が俺の髪をかきあげた。
「よう眠っとったようじゃの」
1度、2度、まるで撫でるように頭を叩かれる。一度瞬きをした。まだ少し、頭が眠りから覚めていないような曖昧な感覚が抜けない。オレンジ色の室内に、白いばっかりの仁王がベッドに座っていた。
「…おはよう、仁王。今日はひとりかい?」
「ん。後から来るんじゃなか?俺は一足先に来ただけじゃき」
つまりはみんなまだ部活中ということだ。何やってるんだか、と口元を緩めれば、仁王も笑った。にやりと。
頭に置かれていた手が引かれるのにつられるように、俺も上体を起こす。そうするとようやく同じ位置に視線が来て、わけもなく落ち着く。いつもの距離でいつもの視界だ。
「で、これはなんのつもりだい?」
言いながら、左手を持ち上げれば、一緒に持ちあがる仁王の左手。握手するように繋がれたそこから、仁王の体温が伝わってくる。俺の手が冷えてるのか仁王の手が温かいのかはわからないけど、その暖かさが今は心地いい。
「寂しいじゃろと思って。こういうときは人肌恋しくなる言うじゃろ」
「むしろお前が寂しかっただけ、じゃないのか?」
笑って、繋いだ手に少し力を込めてみせるとそれ以上の力で握り返された。驚いて顔を見つめれば、思いがけず真剣な表情をした仁王がいた。
「…あんまり、寂しがらせると、愛想尽かされてしまうぜよ」
本当に珍しい表情だった。結局のところいつも飄々と、自分の弱みなんて見せることのなかった仁王が。気を許しあうように共有する時間を重ねてきて、それでもこんな顔なんて、見たことがなかった。まるで、寂しいとでもいうような。
仁王の右手が伸びてきて、あ、と俺が口にするまえに目の前に翳されて、すっと目の前が暗くなる。いまさら、隠そうとでも言うんだろうか。
「…俺の花は、枯れてる?」
「なんじゃ、急に」
「お前、世話してくれなさそうだし、知らない奴に任せるのも嫌だから、放置されてるんじゃないかと思って」
「…やから、なんで今、花なんかの話なんじゃ」
見えなくても、仁王が不機嫌な顔をしているんだろうことはわかる。苛々を隠すことなく、俺の手を握る手にも力がかかった。
「仁王、屋上庭園にも裏庭の花壇にも、行かなくなったんだろう?」
「…ピヨッ」
「お前に、そこの花壇の世話、任せるよ」
「俺は花なんか育てられん」
「仁王」
吐き捨てるように言う仁王の、それは拗ねているんだろうか。けど、こうも一方的に拗ねられても困る。
俺はそっと、目を覆っている仁王の右手に、空いている手で触れた。点滴の管が邪魔くさくて引き抜いてやりたくなったけど、それよりも先にどかさなければならないものがある。いつも俺より低いはずの仁王の手は、俺の指先より温かかった。ぐ、と手首を握って、仁王の名前を呼んでやる。よく聞け、と耳を惹きつけるように。
「寂しいと思ってるのが自分だけだと思うなよ」
言い放って、目から手を引きはがした。このくらいは手の力も回復している。掴まれている左手とは違って、掴んでいる右手には、驚くほど力がない仁王の右手。
そもそも、仁王は寂しがる必要なんてないだろうと思う。俺はここから出られないし、人に会うのにも時間が区切られているし、電話だってそう頻繁にできないし、そもそも俺宛にかかってくることなんてない。だからこそ。
「いつでも会いに来たらいいよ。今までの、屋上と一緒だろ。…仁王のくせに、何寂しがってるんだ」
右手をそっと離して、薄暗闇のなかでオレンジ色に輝く仁王の髪を引っ張った。馬鹿だな、と笑ってやる。
「俺が戻った時に、花が枯れてたら許さないからね」
俺と仁王の場所になっていた、俺の花壇。俺がこうなってからは寄りついていないだろうからと、気にしていたのもある。もちろん、花のことも。そして、そこに寄りつかない仁王のことも。俺も仁王も、決してすべてをさらけ出していたわけじゃないけど、ただ、確かにあの場では、余計なことは何も考えないで、自然に居られたのは確かだったと思うから。
ふいに、繋いでいた手を引かれた。傾ぐ身体は抗うことなく仁王の腕の中に納まってしまって、とがった顎が肩に軽く食い込んだ。こんな風に触れたのは、初めてだ。
「待っとってやるき、早よ戻ってきんしゃい」
「…なんで偉そうなんだよ、生意気」
「くくっ…」
ぐしゃぐしゃと髪の毛をかき混ぜても、仁王は肩を震わせて笑うばかり。合わせた胸がじわじわと体温を移して、あたたかくなっていく。同じくらいゆっくりと、確かに、眠る前に感じていた焦燥が消えて、代わりに視界の端に、いつか見たシャボン玉が見えた気がした。
(ひとりとひとりは、ふたりでひとり)
というか早く合否決まってくれないとあたしも楽になれない
AB!のDVD、見たいとこだけ一気見してました今日
そんで泣きました←
岩沢さんとひさ子が好きなんでいつか、一回は描いておきたい
ガルデモは岩沢さんが好きですやっぱり
ユイはガルデモってよりは戦線メンバーってイメージかな
で、いい曲すぎたので衝動買いで岩沢さんのLASTSONG密林で買いました
今の楽しみはそこにしかありませんわくわく
夢読むんですけど、佐助はほんま、読めん…なあ…怖いっちゅーか
わたし好き嫌い激しいので合った夢見つけるのにめちゃ時間かかる
でも自分で書くとなるとなんか、ダメな方向に向かったりするんだよなあほんとどうしてくれる…
サイトはーとりあえず、今書いてるのを、最低でも1話ずつ追加更新してから表に出そうとか思います
だって停滞ぷりぱない
ええと、仁幸の珍獣続き
ようやくらぶっぽくなってきました
【珍獣の飼い方】 by. [r e w r i t e(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
5.さびしがらせてはいけません
(てきどなふれあいがひつようです)
窓から見える空は、白々しく輝いていて、一層室内の薄暗さを強調しているようだった。
なんでこんなところにいるんだろう、俺は。
言っても栓の無いことだと、自分自身わかっていることだったけど、それでも言わずにはいられない。言わないと、胸の内が、どろどろと醜くて汚いものにどんどん侵食されていくような気がして、まるでそれが、体そのものまで食いつぶしていくようで、気分が悪い。
時計を見れば午後の5時。もう2時間もすれば、見慣れた顔ぶれが訪れてくれるのだろう。全員か、そうでないかはわからないけど。とりあえず蓮二は聡いから、いつも通りの精神状態に戻しておかないと。手も、違和感を感じさせない程度には動かしておかないと。
自分の手ではないくらいにぎこちない動きをする指先を見つめて、ため息を吐く。テニスをするのに大切な大切な腕だけど、時折無性に痛めつけたくなる。そんなことをしても公開するのは自分だし、そもそも本当に後悔しかしないだろうことはわかっているからしないけど、胸を焼くような焦燥にじっとしているのも、俺にとってはやっぱり苦痛だった。
とにかく、今は少し眠ろう。いい夢は見られないだろうけど、少し休めば手の動きも回復するのは、ここで過ごした日々から学んでいることだ。点滴の管を調整して、横になる。目に映る白い天井に、心に穴を開けられていくようで、すぐに目を閉じた。同じ白でも、あいつの髪の色を見ている方がずっと落ち着くな、なんて思いながら。
ふいに、意識が浮上した。窓から差し込むのはオレンジ色の光で、蛍光灯を点けていない室内をその色で染め上げている。夕方。ならばそんなに寝ていないな、とふわふわする意識の中で考えて、ふと、左手が暖かいのを感じた。何だ、と視線を向けるより早く、白い掌が俺の髪をかきあげた。
「よう眠っとったようじゃの」
1度、2度、まるで撫でるように頭を叩かれる。一度瞬きをした。まだ少し、頭が眠りから覚めていないような曖昧な感覚が抜けない。オレンジ色の室内に、白いばっかりの仁王がベッドに座っていた。
「…おはよう、仁王。今日はひとりかい?」
「ん。後から来るんじゃなか?俺は一足先に来ただけじゃき」
つまりはみんなまだ部活中ということだ。何やってるんだか、と口元を緩めれば、仁王も笑った。にやりと。
頭に置かれていた手が引かれるのにつられるように、俺も上体を起こす。そうするとようやく同じ位置に視線が来て、わけもなく落ち着く。いつもの距離でいつもの視界だ。
「で、これはなんのつもりだい?」
言いながら、左手を持ち上げれば、一緒に持ちあがる仁王の左手。握手するように繋がれたそこから、仁王の体温が伝わってくる。俺の手が冷えてるのか仁王の手が温かいのかはわからないけど、その暖かさが今は心地いい。
「寂しいじゃろと思って。こういうときは人肌恋しくなる言うじゃろ」
「むしろお前が寂しかっただけ、じゃないのか?」
笑って、繋いだ手に少し力を込めてみせるとそれ以上の力で握り返された。驚いて顔を見つめれば、思いがけず真剣な表情をした仁王がいた。
「…あんまり、寂しがらせると、愛想尽かされてしまうぜよ」
本当に珍しい表情だった。結局のところいつも飄々と、自分の弱みなんて見せることのなかった仁王が。気を許しあうように共有する時間を重ねてきて、それでもこんな顔なんて、見たことがなかった。まるで、寂しいとでもいうような。
仁王の右手が伸びてきて、あ、と俺が口にするまえに目の前に翳されて、すっと目の前が暗くなる。いまさら、隠そうとでも言うんだろうか。
「…俺の花は、枯れてる?」
「なんじゃ、急に」
「お前、世話してくれなさそうだし、知らない奴に任せるのも嫌だから、放置されてるんじゃないかと思って」
「…やから、なんで今、花なんかの話なんじゃ」
見えなくても、仁王が不機嫌な顔をしているんだろうことはわかる。苛々を隠すことなく、俺の手を握る手にも力がかかった。
「仁王、屋上庭園にも裏庭の花壇にも、行かなくなったんだろう?」
「…ピヨッ」
「お前に、そこの花壇の世話、任せるよ」
「俺は花なんか育てられん」
「仁王」
吐き捨てるように言う仁王の、それは拗ねているんだろうか。けど、こうも一方的に拗ねられても困る。
俺はそっと、目を覆っている仁王の右手に、空いている手で触れた。点滴の管が邪魔くさくて引き抜いてやりたくなったけど、それよりも先にどかさなければならないものがある。いつも俺より低いはずの仁王の手は、俺の指先より温かかった。ぐ、と手首を握って、仁王の名前を呼んでやる。よく聞け、と耳を惹きつけるように。
「寂しいと思ってるのが自分だけだと思うなよ」
言い放って、目から手を引きはがした。このくらいは手の力も回復している。掴まれている左手とは違って、掴んでいる右手には、驚くほど力がない仁王の右手。
そもそも、仁王は寂しがる必要なんてないだろうと思う。俺はここから出られないし、人に会うのにも時間が区切られているし、電話だってそう頻繁にできないし、そもそも俺宛にかかってくることなんてない。だからこそ。
「いつでも会いに来たらいいよ。今までの、屋上と一緒だろ。…仁王のくせに、何寂しがってるんだ」
右手をそっと離して、薄暗闇のなかでオレンジ色に輝く仁王の髪を引っ張った。馬鹿だな、と笑ってやる。
「俺が戻った時に、花が枯れてたら許さないからね」
俺と仁王の場所になっていた、俺の花壇。俺がこうなってからは寄りついていないだろうからと、気にしていたのもある。もちろん、花のことも。そして、そこに寄りつかない仁王のことも。俺も仁王も、決してすべてをさらけ出していたわけじゃないけど、ただ、確かにあの場では、余計なことは何も考えないで、自然に居られたのは確かだったと思うから。
ふいに、繋いでいた手を引かれた。傾ぐ身体は抗うことなく仁王の腕の中に納まってしまって、とがった顎が肩に軽く食い込んだ。こんな風に触れたのは、初めてだ。
「待っとってやるき、早よ戻ってきんしゃい」
「…なんで偉そうなんだよ、生意気」
「くくっ…」
ぐしゃぐしゃと髪の毛をかき混ぜても、仁王は肩を震わせて笑うばかり。合わせた胸がじわじわと体温を移して、あたたかくなっていく。同じくらいゆっくりと、確かに、眠る前に感じていた焦燥が消えて、代わりに視界の端に、いつか見たシャボン玉が見えた気がした。
(ひとりとひとりは、ふたりでひとり)
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ABOUT
ジャンル雑多の二次創作小説(&絵)置き場。
BLありNLありdreamありです。
二次創作、やおい、BL、夢小説(男主・女主どちらも有)等をご存じない、または苦手な方にはブラウザバックorクローズ推奨。
「ABOUT」及び左側「傾向」欄に必ず目をお通し下さい。
ここは自己満足サイトです。
出来うる限り閲覧者様の気分を害さないよう気をつけますが、自己責任で閲覧できない方はお戻り下さい。合い言葉は「見なかったことにする」です。
以上を踏まえての苦情等は節度を持って。感想等はひとことでも嬉しいです。
只今の取り扱いジャンルは以下の通りですが、変動したり固定したり落ち着きがないかと。
------------------
・イナズマイレブン
・涼宮ハルヒ(小説跡地のみ)
------------------
・BASARA
・テニス
・OP/W!/HH
・FF7
その他突発的に。
どの作品についても、原作者・会社等とは関係ございません。
完全に個人の非公式なファンサイトです。
また、当ブログにUPされる画像や文章は、著作者に権利があります。
無断転載・複製等は禁止です。
BLありNLありdreamありです。
二次創作、やおい、BL、夢小説(男主・女主どちらも有)等をご存じない、または苦手な方にはブラウザバックorクローズ推奨。
「ABOUT」及び左側「傾向」欄に必ず目をお通し下さい。
ここは自己満足サイトです。
出来うる限り閲覧者様の気分を害さないよう気をつけますが、自己責任で閲覧できない方はお戻り下さい。合い言葉は「見なかったことにする」です。
以上を踏まえての苦情等は節度を持って。感想等はひとことでも嬉しいです。
只今の取り扱いジャンルは以下の通りですが、変動したり固定したり落ち着きがないかと。
------------------
・イナズマイレブン
・涼宮ハルヒ(小説跡地のみ)
------------------
・BASARA
・テニス
・OP/W!/HH
・FF7
その他突発的に。
どの作品についても、原作者・会社等とは関係ございません。
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また、当ブログにUPされる画像や文章は、著作者に権利があります。
無断転載・複製等は禁止です。
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