傾向
管理人の嗜好の傾向。
[CP]
・主人公は基本右。
・リバは基本的にナシ。
・公式イケメンは基本左。
・受けキャラ至上主義。
・受けキャラがいればあとはなんでもいい。
・かっこいくてもかわいい。
・かわいくてもかっこいい。
・お兄ちゃん/ギャップ萌え属性
・女の子/NLCPもすき。
-----------------------------------
・テニス(幸村くん中心)
仁幸(仁)、282、白幸、柳幸
跡幸など幸村右と、リョマ右も
・イナイレ(円堂さん右)
ブレイク、海外、バンガゼ
円春・ウル円
・FF7(クラウド右)
セフィクラ至上
・ハルヒ(キョン右)
古キョン、会キョン
キョン長
[dream]
・男主and女主
・恋愛≦仲間・友情
-----------------------------------
(ただ今の萌え)
・片倉小十郎(BSR)
伊達正宗(BSR)
松永久秀(BSR)
・幸村精市(TNS)
白石蔵ノ介(TNS)
・クロロ(H×H)
なんか趣味がばれる…
夢は読むのと書くのではジャンルに差異あり
[CP]
・主人公は基本右。
・リバは基本的にナシ。
・公式イケメンは基本左。
・受けキャラ至上主義。
・受けキャラがいればあとはなんでもいい。
・かっこいくてもかわいい。
・かわいくてもかっこいい。
・お兄ちゃん/ギャップ萌え属性
・女の子/NLCPもすき。
-----------------------------------
・テニス(幸村くん中心)
仁幸(仁)、282、白幸、柳幸
跡幸など幸村右と、リョマ右も
・イナイレ(円堂さん右)
ブレイク、海外、バンガゼ
円春・ウル円
・FF7(クラウド右)
セフィクラ至上
・ハルヒ(キョン右)
古キョン、会キョン
キョン長
[dream]
・男主and女主
・恋愛≦仲間・友情
-----------------------------------
(ただ今の萌え)
・片倉小十郎(BSR)
伊達正宗(BSR)
松永久秀(BSR)
・幸村精市(TNS)
白石蔵ノ介(TNS)
・クロロ(H×H)
なんか趣味がばれる…
夢は読むのと書くのではジャンルに差異あり
dream menu
[Dream Menu]
メモ段階のようなものなので、いずれも名前変換に未対応。
一定以上溜まったらなんとかするかと…今は未定。
←↑古 新↓→
※BASARA作品について※
1、2英雄外伝、3宴のみプレイ済
他はプレイ予定ありません。3キャラは出る場合が無きにしも非ず、ですが3のストーリーに関することは無視する可能性高いです。武将について――特に伊達家については様々捏造しておりますので、史実が好き、捏造嫌いな方は読まずにお帰り下さい。
ちなみにアニメも映画も未視聴。基本的に英雄外伝のみで稼働してます。
※テニス作品について※
資料は20.5/40.5巻のみ、知識穴だらけです。
妄想や捏造、原作との相違をスルーできない方は閲覧をお控えください。
各話タイトルオンマウスで説明有
■男主人公
・戦国BASARA
「双竜と鳳雛」
[成長編] 01/02/03/04/05/…
[幼少編] 01/02/03/04(sss)/…
[番外編・梟と鳳雛] 01/…
・Hunter×Hunter
「愛本家と蜘蛛」
01/02/03/…
・One Piece
「夕暮」
01/…
・Whithle!
「青風」
01/…
・Lucky Dog 1
「黒猫ちゃん」
01/02/…
■女主人公
・戦国BASARA
「お嫁様」
「愛姫」
01/…
「家族シリーズ」
さみしがりな君へ5のお題(幼少期)
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
夜露に濡れた仔猫(元就)
怖がらないで、甘えてごらん(佐助)
放っておけない(政宗)
躊躇いは捨てろ(小十郎)
いつでも近くにいるよ(幸村)
・The Prince of Tennis
「青い道」
01/1.5/02/03/04/4.5/05/5.5/06/
6.5/07/08/09/10/…
「立海大家族!」
設定とsss/病気の話/…
「学校の怪談」
01/…
「チェリー」
01/…
「彼と彼と彼女の話」
01/02/…
「たまごの中の愛の色(仮題)」
01/02/03/04/05/06/6.5/07/…
■短編(男女混合/オンマウスで説明)
・戦国BASARA
戦国時代10題
[配布元:沈黙夜宮(ttp://karis.obihimo.com/c/)]
血生臭い夕焼けの戦場を駆けて行く
可憐なる姫よ、戦に出でよ
我が屍の先に天下があるのならば、越えて行け
華の武将に影の忍
・The Prince of Tennis
たったひとつのその椅子に、
[選択課題・恋する台詞]
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
「そろそろ、機嫌を直してくれないか」
[オムニバス形式短編集]
もういい加減
その他メモ記事
Title/お嫁様メモ/夢設定/双竜ネタメモ/OPメモ
メモ段階のようなものなので、いずれも名前変換に未対応。
一定以上溜まったらなんとかするかと…今は未定。
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※BASARA作品について※
1、2英雄外伝、3宴のみプレイ済
他はプレイ予定ありません。3キャラは出る場合が無きにしも非ず、ですが3のストーリーに関することは無視する可能性高いです。武将について――特に伊達家については様々捏造しておりますので、史実が好き、捏造嫌いな方は読まずにお帰り下さい。
ちなみにアニメも映画も未視聴。基本的に英雄外伝のみで稼働してます。
※テニス作品について※
資料は20.5/40.5巻のみ、知識穴だらけです。
妄想や捏造、原作との相違をスルーできない方は閲覧をお控えください。
各話タイトルオンマウスで説明有
■男主人公
・戦国BASARA
「双竜と鳳雛」
[成長編] 01/02/03/04/05/…
[幼少編] 01/02/03/04(sss)/…
[番外編・梟と鳳雛] 01/…
・Hunter×Hunter
「愛本家と蜘蛛」
01/02/03/…
・One Piece
「夕暮」
01/…
・Whithle!
「青風」
01/…
・Lucky Dog 1
「黒猫ちゃん」
01/02/…
■女主人公
・戦国BASARA
「お嫁様」
「愛姫」
01/…
「家族シリーズ」
さみしがりな君へ5のお題(幼少期)
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
夜露に濡れた仔猫(元就)
怖がらないで、甘えてごらん(佐助)
放っておけない(政宗)
躊躇いは捨てろ(小十郎)
いつでも近くにいるよ(幸村)
・The Prince of Tennis
「青い道」
01/1.5/02/03/04/4.5/05/5.5/06/
6.5/07/08/09/10/…
「立海大家族!」
設定とsss/病気の話/…
「学校の怪談」
01/…
「チェリー」
01/…
「彼と彼と彼女の話」
01/02/…
「たまごの中の愛の色(仮題)」
01/02/03/04/05/06/6.5/07/…
■短編(男女混合/オンマウスで説明)
・戦国BASARA
戦国時代10題
[配布元:沈黙夜宮(ttp://karis.obihimo.com/c/)]
血生臭い夕焼けの戦場を駆けて行く
可憐なる姫よ、戦に出でよ
我が屍の先に天下があるのならば、越えて行け
華の武将に影の忍
・The Prince of Tennis
たったひとつのその椅子に、
[選択課題・恋する台詞]
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
「そろそろ、機嫌を直してくれないか」
[オムニバス形式短編集]
もういい加減
その他メモ記事
Title/お嫁様メモ/夢設定/双竜ネタメモ/OPメモ
CP story
[CP story Menu]
CP要素のあるSSはこちら。
基本的に男×男のCPしかありません。
←↑古 新↓→
※テニス作品について※
資料が20.5/40.5巻のみなので、原作と相違する点が多々あるかと思いますが、それをご了承いただける方のみご覧ください。
捏造や妄想が苦手な方には全く向いておりません。
タイトルオンマウスで簡単に説明
■The Prince of Tennis
・幸村くんと仁王(仁幸仁)
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
即物的恋愛十題
「珍獣の飼い方10の基本」
まずはかわいがってきにいってもらいましょう
とてもきちょうで、めったにてにはいりません
かわったものにきょうみをもちます
だっそうにきをつけましょう
さびしがらせてはいけません
かまいすぎるのはあまりよくありません
おこらせるとおもわぬはんげきをうけます
かいぬしのへんかにびんかんです
きほんてきにマイペースです
ていきてきにけづくろいをしてあげましょう
・幸村くんとみんな
「果てなき世界と果てなき僕ら」
支部連絡会編
01/02/03/…
[短編]
・幸村くんと仁王(仁幸二)
[title by Discolo(ttp://discolo.tuzikaze.com/)]
この手には微かでも確かな温もり
・他幸村くん受けとか
[選択課題・恋する台詞]
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
「僕がいなきゃ駄目だって、気にさせるんですよ」
■涼宮ハルヒ[凍結]
・古キョン
スレてる3年前古泉と現代キョンくん 01/02…
エイプリルフール
さくらんぼのへた
りんご飴 01/02/03…
安眠と羊?
父と子 01/02…
きょうだい
プレゼント
他お蔵入り1
CP要素のあるSSはこちら。
基本的に男×男のCPしかありません。
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※テニス作品について※
資料が20.5/40.5巻のみなので、原作と相違する点が多々あるかと思いますが、それをご了承いただける方のみご覧ください。
捏造や妄想が苦手な方には全く向いておりません。
タイトルオンマウスで簡単に説明
■The Prince of Tennis
・幸村くんと仁王(仁幸仁)
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
即物的恋愛十題
「珍獣の飼い方10の基本」
まずはかわいがってきにいってもらいましょう
とてもきちょうで、めったにてにはいりません
かわったものにきょうみをもちます
だっそうにきをつけましょう
さびしがらせてはいけません
かまいすぎるのはあまりよくありません
おこらせるとおもわぬはんげきをうけます
かいぬしのへんかにびんかんです
きほんてきにマイペースです
ていきてきにけづくろいをしてあげましょう
・幸村くんとみんな
「果てなき世界と果てなき僕ら」
支部連絡会編
01/02/03/…
[短編]
・幸村くんと仁王(仁幸二)
[title by Discolo(ttp://discolo.tuzikaze.com/)]
この手には微かでも確かな温もり
・他幸村くん受けとか
[選択課題・恋する台詞]
[配布元:rewrite(ttp://lonelylion.nobody.jp/)]
「僕がいなきゃ駄目だって、気にさせるんですよ」
■涼宮ハルヒ[凍結]
・古キョン
スレてる3年前古泉と現代キョンくん 01/02…
エイプリルフール
さくらんぼのへた
りんご飴 01/02/03…
安眠と羊?
父と子 01/02…
きょうだい
プレゼント
他お蔵入り1
女性向けブログサイトです。(詳細はABOUTにて)
2011/11/15 (Tue)
もうすぐ三時だー
同人誌の整理をして、それから続きのSSS書いてたらいつのまにやら
あばば、今日15日なのね!
だから先輩からメール来てたのか、あばば!
積立、したいけど、リアルに金がなくて、40年後の20万より目先の5千円が…←
12月の予定、どうしようか今本気で悩んでます
うーんうーん、時間はあるのにな…
続きは双竜
*双竜 幼少編のSSSです
*四か月の間の出来事を、つらつらと(時系列無視です)
SSS
*小十郎と
「こじゅ兄」
午前の日課を終え、軽い食事を摂った後、子どもたちはお昼寝の時間に入る。
梵天丸様は当初、ひどく駄々をこねていたけれど(若雪が寝ないのになんで俺だけ、と言われた)、子どもの体というのは規則的な睡眠ができるようにはまだなっていなくて、お昼寝は結構大切だ。
前の俺じゃあ真剣に耳を傾けることもその大切さに気付くこともなく、「ふーん」で済ませていただろうけれど、実際に経験した身としてはお昼寝は大切だ。
ここで変な意地を張って寝なければ、夕方や夕餉頃になって睡魔が襲ってきて、大変なことになる(主に周りが)。
それを体験してからは梵天丸様も大人しくお昼寝についてくれるようになったのだけれど、そうなってしまうと暇を持て余すのは俺と、兄である小十郎だけ。
暇、と言っても全くの暇なわけではなく、子どもたちのお昼寝の間、太陽が南中高く照っている間は、寺の中で比較的自由に手習いをさせてもらっている。
俺の字はお世辞にもきれいとは言えないし、その点小十郎はまだ十四だというのにきれいな字を書くから、和尚が子供たちがお昼寝をしている間に練習を見てもらえと言ってくれたのだ。
そうして、今も二人で黙々と字を書いているのだけど。
「なんだ」
俺の呼びかけに、手元に落としていた視線を上げて小十郎が俺を見る。
ひどく近い距離からの視線に、俺は未だに少し、慣れない。
「暑くない?」
しっとりと汗で湿る紙から手を浮かせると、気づいたように離れていく自分のとは違う熱。
同時に、体にも少し風が吹き込んだ。
「ああ、すまない、暑かったか」
言うなり、小十郎の体が離れていく。
それが少しさみしいような気がするのだから俺も夏の暑さに頭をやられてしまったのかもしれない。
後ろから抱え込むようにして俺に字を教えていた小十郎こそ、暑そうに首筋を湿らせているのに、手で俺を仰いでみせる。
「体で覚える方がいい」と言って、筆を握る俺の手を上から握りこむようにして俺に字を教える小十郎に、最初は酷く驚いた。
なんだか、そういうタイプには見えなかったし、どちらかといえば見本を見せて、ひたすら何十回と文字を書かせ続けるような練習をさせられるのかなあと思っていたのだけど、小十郎は割と体育会系なようだ。
まあ実際に書き方を、見て覚えるよりは指でなぞって覚えた方が早いような気もするし、いいのだけど、何にしろとにかく、暑い。
今は初夏で、いくらここが北に近いところだと言っても、暑いものは暑い。
汗で湿った背中が、空気に触れてひんやりと冷えていく。
それが気持ちいいのに、やっぱりどこか物足りなくて、くっつかないように少しだけ離れていた小十郎の腹に、背中を寄りかからせてみる。
やっぱり、落ち着く。
「なんだ、暑いんじゃないのか?」
くすり、と軽く笑って、俺の、汗で湿った髪をかき混ぜてくる小十郎を見上げて、自然と笑顔になる。
えへ、と気の抜けたような声がこぼれて、俺のよりずっと大きくて、でもまだ少年らしい柔らかさもある小十郎の手を摑まえる。
すこしだけ、ひんやりとしていたのが気持ちよくて、ぺたぺた触れると、小十郎も俺の手を握ってきた。
「…輝宗様には、感謝してもしきれないな」
ぎゅう、と手ごと俺を抱き込んで、ため息をつくみたいにそう言う小十郎に、俺も心の中で深く同意した。
こうやって、小十郎に甘えていられるのは、こんな機会を与えてくださった、あの人のおかげだ。
梵天丸様と時宗丸様には少し悪いけれど、こうやって小十郎を独り占めできるこの時間が、俺はすごく好きだ。
---------------------------------------------
あっ名前が出ていないグハァ
小十郎もこの時間が大好きです
滅多に甘えてこない子が甘えてくれるし、滅多に教える立場に立つことのない自分が唯一兄らしく何かを教えることができるしで
そこんところを内容で書きたかったのだけれども、それを口にするこじゅ様じゃないような気もするし、主人公視点にしちゃったしで断念なのでここで漏らす
うちのこじゅは教え方は基本体育会系です
理論はちゃんと頭に入ってるし、説明だってできます(軍師ですから)
でも、知識より実践派なんですよということです
体使ってから頭使うわけです
*虎哉和尚と
その日、梵天丸様と時宗丸様、小十郎の三人は、ペナルティで河まで水汲みに行かされていた間のこと。
俺は寺に併設されている住居の、庭に面した縁側で、虎哉和尚とお茶をしていた。
まあ時宗丸様はとばっちりだったのだけど、ここでは虎哉和尚がルールなのだから仕方がない。
心の中で三人にごめんなさいを言いながら、注いだ緑茶で渇いたのどを潤した。
「若雪」
普段快活で、歳を感じさせないような和尚の声が、じんわりと深い色をして俺の耳に届いた。
驚いて和尚を見やれば、声と同じくらい深い瞳で俺を見ていて、思わず持ち上げていた湯呑を茶卓に戻して居住まいを正した。
深い皺の刻まれた顔はひどく表情を読みにくくて、ただでさえ普段からつかみにくい性格をしているのに、今はもっとわからない。
「はい…?」
「お主がおって、よかったのう」
今度は、はっきりと目に見えて、和尚が笑った。
ほっほっほ、と優しい声音が澄んだ空気に溶けていくのをぼんやりと聞き流すしか出来ずに、ただ目を瞠って和尚を見た。
それは、どういう?
「輝宗も食えん奴じゃ、初めからこうなることを分かっておったから、主をここに呼んだのじゃなあ」
酷く楽しそうに笑う顔はいたずらっこのようにも、出来の良い生徒を見る先生のようにも見えた。
そういえば輝宗様も虎哉和尚に師事していたと聞いたから、後者はあながちはずれでもないのかもしれないけれど、なんだろうこの、狸と狐を見ているような気分は。
俺には見えない話に喉を鳴らす和尚に、困惑をぶつけることもできずに、一度は茶卓に戻した湯呑をもう一度取り上げる。
「ほほ。…梵天丸のことじゃ」
「え…梵くん?」
「あ奴は嫡男だからの、子どもらしゅう過ごすことなど出来んのじゃ」
その事情は、この時代に明るくない俺でも少しだけ想像することはできる。
俺の知る別の時代では考えられない程、地位や階級、家柄が重要視されるこの時代だ。
一国一城を治める主の、正当な第一子として生まれた梵天丸は、生まれた時から『次期当主』だ、普通の子どもでいられる時間など、ほとんどないのだろう。
それに、梵天丸様は自意識と責任感の強い子どもだ。
自分が後々何を背負うことになるのか、今はそれを漠然としかわかっていなくとも、父のように“ならなければならない”ことはしっかりと自覚している。
まだ四歳の、俺からしてみれば、ただの子どもなのに。
「しかしなあ、子どもが子どもらしゅうできんのでは、育つものも育ちはせんのじゃ」
和尚の言葉に、俺はそうだな、と内心で同意する。
子どもは、心のままに振る舞うことで自然と学ぶことができる。
そうして、自分の中に常識を積み重ねていくのだから。
小十郎じゃないけれど、“身体で覚える”いきものなのだ、子どもというのは。
脳が追いついていなくてもいい、理由が理解できなくてもいい、感情と体で、子どもは色々なことを学んでいく。
それは、大人にはできない、今しかできない“勉強”だ。
「輝宗様は、子どもらしく過ごさせるために、ここに梵くんを連れてきた…ん、ですね?それが後々の、梵くん自身の為になるから」
「…お主はまだ、たまに子どもらしゅうない目をするのう」
「え」
まだ。
和尚の言葉に、驚いて固まった。
自分が子どもらしい子どもでないことは生まれてからずっと当然のことで、子どもらしくないと言われたことは何度もあったのだけれど、まだ、なんてそんなことは、それではまるで、
「最初に比べて、最近は少し“マトモ”になってきたと思うたんじゃがのう、主も、梵天も」
まだまだじゃのう、などと言いながらゆったりと茶を飲む和尚から、じわじわと赤くなる顔を隠すのに精いっぱいだった俺は、にやりと笑う和尚の顔なんて知る由もなく。
だって、それじゃあまるで、 普通の子ども みたいってことじゃないか!
-------------------------------------------
輝宗様は梵ちゃんを子どもらしく過ごさせてあげたくて、四か月を用意したんだよーってことを書きたかった、ん、だけど
基本的にあれだ、話がどっかズレてっちゃう私の悪い癖が
これむしろ目標に向かうなら、和尚と輝宗様で書くべきだったのでは
まあいいです、子どもと接しているうちに、主人公も子どもになってきてるのよ、ということも差し込む勇気!←
*小十郎と・2
それは、和尚の元で四人が暮らし始めて二日目のこと。
小十郎とたまたま二人になる時間が出来た時に、俺がぽろりと零した言葉に、小十郎は盛大に眉を顰めて目を瞠るという器用な真似をした。
「…えっ、俺、おかしいこと言った?こじゅ兄?」
普段の小十郎が小十郎なので、こんな顔をされたら不安でならない。
眉を顰めるのは(あまり歓迎できることじゃないけど)デフォルトになりつつあるからいいけれど(将来が不安だ)、あからさまに驚いた小十郎なんてめったに見ることなどないのに。
俺はただ、「梵天丸様と時宗丸様は、とても仲のいい兄弟なんだね」って言っただけなのに。
「…いや、まあ、確かに輝宗様もちゃんとした紹介はされなかったが、ああ、俺もか、いや…だが…そうか……」
「えっ、え?」
左手で額を覆う様にして、小十郎がぶつぶつ言うものだから、余計に不安になってくる。
呟いたかと思えばハア、と盛大なため息をつくから、もう戸惑うしかない。
どうやら俺の言葉は相当想定外だったようだ。
「若雪はしっかりしているから、つい忘れてたぜ…」
「?」
すまん、と一言言いながら俺の頭を軽く撫でて、小十郎は俺の目を見ながら、こう言った。
「梵天丸様と時宗丸様はご兄弟ではない。時宗丸様は梵天丸様の従弟で…叔父だ」
「えっ」
「少々家系が複雑でな。ああ、複雑と言えば、俺も登城してから知ったんだが、俺とお前には異父姉と、血は繋がっていないが義理の兄がいる」
「ええっ」
「ちなみに、梵天丸様には昨年弟君が御出来になられたから、兄に違いはないぞ」
ぽん、ぽん、と頭を撫でられながら落とされた真実と爆弾発言に、俺は軽く頭が真っ白になっていた。
えっ、俺に姉と、小十郎じゃない兄がいるって?
伊達の子ども二人の関係よりもそっちのほうに驚いてしまった俺に罪はない。
昔の家族関係って、複雑すぎるだろ…!
-------------------------------------------------
伊達二人の関係を勘違いしていた主人公、というだけの話だったのに、義理の姉兄の存在を知ったという
予定外の道に転がりすぎてもう笑うしかない
喜多と綱元に会うのは勿論、城に上がるようになってからです
今しばらく会う予定はないっすね…
成長編ではばしばし出す予定なのにね!綱元!
というか、輝宗様好きか、おれは!
じわじわとね、輝宗様好きになってるので、これはちょっと、政宗様にはやく来てもらわないと、モブなのに、父上に持ってかれちゃうわ、あれれ
四か月の間のことは、こんな感じでSSSかけたらいいなって思いつつ
同人誌の整理をして、それから続きのSSS書いてたらいつのまにやら
あばば、今日15日なのね!
だから先輩からメール来てたのか、あばば!
積立、したいけど、リアルに金がなくて、40年後の20万より目先の5千円が…←
12月の予定、どうしようか今本気で悩んでます
うーんうーん、時間はあるのにな…
続きは双竜
*双竜 幼少編のSSSです
*四か月の間の出来事を、つらつらと(時系列無視です)
SSS
*小十郎と
「こじゅ兄」
午前の日課を終え、軽い食事を摂った後、子どもたちはお昼寝の時間に入る。
梵天丸様は当初、ひどく駄々をこねていたけれど(若雪が寝ないのになんで俺だけ、と言われた)、子どもの体というのは規則的な睡眠ができるようにはまだなっていなくて、お昼寝は結構大切だ。
前の俺じゃあ真剣に耳を傾けることもその大切さに気付くこともなく、「ふーん」で済ませていただろうけれど、実際に経験した身としてはお昼寝は大切だ。
ここで変な意地を張って寝なければ、夕方や夕餉頃になって睡魔が襲ってきて、大変なことになる(主に周りが)。
それを体験してからは梵天丸様も大人しくお昼寝についてくれるようになったのだけれど、そうなってしまうと暇を持て余すのは俺と、兄である小十郎だけ。
暇、と言っても全くの暇なわけではなく、子どもたちのお昼寝の間、太陽が南中高く照っている間は、寺の中で比較的自由に手習いをさせてもらっている。
俺の字はお世辞にもきれいとは言えないし、その点小十郎はまだ十四だというのにきれいな字を書くから、和尚が子供たちがお昼寝をしている間に練習を見てもらえと言ってくれたのだ。
そうして、今も二人で黙々と字を書いているのだけど。
「なんだ」
俺の呼びかけに、手元に落としていた視線を上げて小十郎が俺を見る。
ひどく近い距離からの視線に、俺は未だに少し、慣れない。
「暑くない?」
しっとりと汗で湿る紙から手を浮かせると、気づいたように離れていく自分のとは違う熱。
同時に、体にも少し風が吹き込んだ。
「ああ、すまない、暑かったか」
言うなり、小十郎の体が離れていく。
それが少しさみしいような気がするのだから俺も夏の暑さに頭をやられてしまったのかもしれない。
後ろから抱え込むようにして俺に字を教えていた小十郎こそ、暑そうに首筋を湿らせているのに、手で俺を仰いでみせる。
「体で覚える方がいい」と言って、筆を握る俺の手を上から握りこむようにして俺に字を教える小十郎に、最初は酷く驚いた。
なんだか、そういうタイプには見えなかったし、どちらかといえば見本を見せて、ひたすら何十回と文字を書かせ続けるような練習をさせられるのかなあと思っていたのだけど、小十郎は割と体育会系なようだ。
まあ実際に書き方を、見て覚えるよりは指でなぞって覚えた方が早いような気もするし、いいのだけど、何にしろとにかく、暑い。
今は初夏で、いくらここが北に近いところだと言っても、暑いものは暑い。
汗で湿った背中が、空気に触れてひんやりと冷えていく。
それが気持ちいいのに、やっぱりどこか物足りなくて、くっつかないように少しだけ離れていた小十郎の腹に、背中を寄りかからせてみる。
やっぱり、落ち着く。
「なんだ、暑いんじゃないのか?」
くすり、と軽く笑って、俺の、汗で湿った髪をかき混ぜてくる小十郎を見上げて、自然と笑顔になる。
えへ、と気の抜けたような声がこぼれて、俺のよりずっと大きくて、でもまだ少年らしい柔らかさもある小十郎の手を摑まえる。
すこしだけ、ひんやりとしていたのが気持ちよくて、ぺたぺた触れると、小十郎も俺の手を握ってきた。
「…輝宗様には、感謝してもしきれないな」
ぎゅう、と手ごと俺を抱き込んで、ため息をつくみたいにそう言う小十郎に、俺も心の中で深く同意した。
こうやって、小十郎に甘えていられるのは、こんな機会を与えてくださった、あの人のおかげだ。
梵天丸様と時宗丸様には少し悪いけれど、こうやって小十郎を独り占めできるこの時間が、俺はすごく好きだ。
---------------------------------------------
あっ名前が出ていないグハァ
小十郎もこの時間が大好きです
滅多に甘えてこない子が甘えてくれるし、滅多に教える立場に立つことのない自分が唯一兄らしく何かを教えることができるしで
そこんところを内容で書きたかったのだけれども、それを口にするこじゅ様じゃないような気もするし、主人公視点にしちゃったしで断念なのでここで漏らす
うちのこじゅは教え方は基本体育会系です
理論はちゃんと頭に入ってるし、説明だってできます(軍師ですから)
でも、知識より実践派なんですよということです
体使ってから頭使うわけです
*虎哉和尚と
その日、梵天丸様と時宗丸様、小十郎の三人は、ペナルティで河まで水汲みに行かされていた間のこと。
俺は寺に併設されている住居の、庭に面した縁側で、虎哉和尚とお茶をしていた。
まあ時宗丸様はとばっちりだったのだけど、ここでは虎哉和尚がルールなのだから仕方がない。
心の中で三人にごめんなさいを言いながら、注いだ緑茶で渇いたのどを潤した。
「若雪」
普段快活で、歳を感じさせないような和尚の声が、じんわりと深い色をして俺の耳に届いた。
驚いて和尚を見やれば、声と同じくらい深い瞳で俺を見ていて、思わず持ち上げていた湯呑を茶卓に戻して居住まいを正した。
深い皺の刻まれた顔はひどく表情を読みにくくて、ただでさえ普段からつかみにくい性格をしているのに、今はもっとわからない。
「はい…?」
「お主がおって、よかったのう」
今度は、はっきりと目に見えて、和尚が笑った。
ほっほっほ、と優しい声音が澄んだ空気に溶けていくのをぼんやりと聞き流すしか出来ずに、ただ目を瞠って和尚を見た。
それは、どういう?
「輝宗も食えん奴じゃ、初めからこうなることを分かっておったから、主をここに呼んだのじゃなあ」
酷く楽しそうに笑う顔はいたずらっこのようにも、出来の良い生徒を見る先生のようにも見えた。
そういえば輝宗様も虎哉和尚に師事していたと聞いたから、後者はあながちはずれでもないのかもしれないけれど、なんだろうこの、狸と狐を見ているような気分は。
俺には見えない話に喉を鳴らす和尚に、困惑をぶつけることもできずに、一度は茶卓に戻した湯呑をもう一度取り上げる。
「ほほ。…梵天丸のことじゃ」
「え…梵くん?」
「あ奴は嫡男だからの、子どもらしゅう過ごすことなど出来んのじゃ」
その事情は、この時代に明るくない俺でも少しだけ想像することはできる。
俺の知る別の時代では考えられない程、地位や階級、家柄が重要視されるこの時代だ。
一国一城を治める主の、正当な第一子として生まれた梵天丸は、生まれた時から『次期当主』だ、普通の子どもでいられる時間など、ほとんどないのだろう。
それに、梵天丸様は自意識と責任感の強い子どもだ。
自分が後々何を背負うことになるのか、今はそれを漠然としかわかっていなくとも、父のように“ならなければならない”ことはしっかりと自覚している。
まだ四歳の、俺からしてみれば、ただの子どもなのに。
「しかしなあ、子どもが子どもらしゅうできんのでは、育つものも育ちはせんのじゃ」
和尚の言葉に、俺はそうだな、と内心で同意する。
子どもは、心のままに振る舞うことで自然と学ぶことができる。
そうして、自分の中に常識を積み重ねていくのだから。
小十郎じゃないけれど、“身体で覚える”いきものなのだ、子どもというのは。
脳が追いついていなくてもいい、理由が理解できなくてもいい、感情と体で、子どもは色々なことを学んでいく。
それは、大人にはできない、今しかできない“勉強”だ。
「輝宗様は、子どもらしく過ごさせるために、ここに梵くんを連れてきた…ん、ですね?それが後々の、梵くん自身の為になるから」
「…お主はまだ、たまに子どもらしゅうない目をするのう」
「え」
まだ。
和尚の言葉に、驚いて固まった。
自分が子どもらしい子どもでないことは生まれてからずっと当然のことで、子どもらしくないと言われたことは何度もあったのだけれど、まだ、なんてそんなことは、それではまるで、
「最初に比べて、最近は少し“マトモ”になってきたと思うたんじゃがのう、主も、梵天も」
まだまだじゃのう、などと言いながらゆったりと茶を飲む和尚から、じわじわと赤くなる顔を隠すのに精いっぱいだった俺は、にやりと笑う和尚の顔なんて知る由もなく。
だって、それじゃあまるで、 普通の子ども みたいってことじゃないか!
-------------------------------------------
輝宗様は梵ちゃんを子どもらしく過ごさせてあげたくて、四か月を用意したんだよーってことを書きたかった、ん、だけど
基本的にあれだ、話がどっかズレてっちゃう私の悪い癖が
これむしろ目標に向かうなら、和尚と輝宗様で書くべきだったのでは
まあいいです、子どもと接しているうちに、主人公も子どもになってきてるのよ、ということも差し込む勇気!←
*小十郎と・2
それは、和尚の元で四人が暮らし始めて二日目のこと。
小十郎とたまたま二人になる時間が出来た時に、俺がぽろりと零した言葉に、小十郎は盛大に眉を顰めて目を瞠るという器用な真似をした。
「…えっ、俺、おかしいこと言った?こじゅ兄?」
普段の小十郎が小十郎なので、こんな顔をされたら不安でならない。
眉を顰めるのは(あまり歓迎できることじゃないけど)デフォルトになりつつあるからいいけれど(将来が不安だ)、あからさまに驚いた小十郎なんてめったに見ることなどないのに。
俺はただ、「梵天丸様と時宗丸様は、とても仲のいい兄弟なんだね」って言っただけなのに。
「…いや、まあ、確かに輝宗様もちゃんとした紹介はされなかったが、ああ、俺もか、いや…だが…そうか……」
「えっ、え?」
左手で額を覆う様にして、小十郎がぶつぶつ言うものだから、余計に不安になってくる。
呟いたかと思えばハア、と盛大なため息をつくから、もう戸惑うしかない。
どうやら俺の言葉は相当想定外だったようだ。
「若雪はしっかりしているから、つい忘れてたぜ…」
「?」
すまん、と一言言いながら俺の頭を軽く撫でて、小十郎は俺の目を見ながら、こう言った。
「梵天丸様と時宗丸様はご兄弟ではない。時宗丸様は梵天丸様の従弟で…叔父だ」
「えっ」
「少々家系が複雑でな。ああ、複雑と言えば、俺も登城してから知ったんだが、俺とお前には異父姉と、血は繋がっていないが義理の兄がいる」
「ええっ」
「ちなみに、梵天丸様には昨年弟君が御出来になられたから、兄に違いはないぞ」
ぽん、ぽん、と頭を撫でられながら落とされた真実と爆弾発言に、俺は軽く頭が真っ白になっていた。
えっ、俺に姉と、小十郎じゃない兄がいるって?
伊達の子ども二人の関係よりもそっちのほうに驚いてしまった俺に罪はない。
昔の家族関係って、複雑すぎるだろ…!
-------------------------------------------------
伊達二人の関係を勘違いしていた主人公、というだけの話だったのに、義理の姉兄の存在を知ったという
予定外の道に転がりすぎてもう笑うしかない
喜多と綱元に会うのは勿論、城に上がるようになってからです
今しばらく会う予定はないっすね…
成長編ではばしばし出す予定なのにね!綱元!
というか、輝宗様好きか、おれは!
じわじわとね、輝宗様好きになってるので、これはちょっと、政宗様にはやく来てもらわないと、モブなのに、父上に持ってかれちゃうわ、あれれ
四か月の間のことは、こんな感じでSSSかけたらいいなって思いつつ
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二次創作、やおい、BL、夢小説(男主・女主どちらも有)等をご存じない、または苦手な方にはブラウザバックorクローズ推奨。
「ABOUT」及び左側「傾向」欄に必ず目をお通し下さい。
ここは自己満足サイトです。
出来うる限り閲覧者様の気分を害さないよう気をつけますが、自己責任で閲覧できない方はお戻り下さい。合い言葉は「見なかったことにする」です。
以上を踏まえての苦情等は節度を持って。感想等はひとことでも嬉しいです。
只今の取り扱いジャンルは以下の通りですが、変動したり固定したり落ち着きがないかと。
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・イナズマイレブン
・涼宮ハルヒ(小説跡地のみ)
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・テニス
・OP/W!/HH
・FF7
その他突発的に。
どの作品についても、原作者・会社等とは関係ございません。
完全に個人の非公式なファンサイトです。
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